2011/07/23

XCode 4.1.0 インストールした。

Lionさんの導入で、XCode 4.0.2が起動しなくなったので、
XCode 4.1.0にアップデートした。

その際、一点引っかかったので、情報展開。
きっと今後のアップデートの時も同じ問題が出てくるのではないかと思う。

今回、Lionさん導入後、ソフトウェアアップデートをかけつつ、App StoreからダウンロードしたXCode 4.1.0をインストール!
なりの変わったインストーラーだが、順調にインストールは進んだ。
注)インストール先の選択(フォルダの選択)の手順が変わっていたらしく、変更し損なった。どうせ、古い環境は起動できないので、大きな問題はないが……。

で、引っかかったのはその先。
XCodeインストール中にはよくお目にかかる。
「関連アプリを終了させてね。特にiTunes」的なダイアログ。
これが今回も表示された。
だが、Dock上のiTunesアイコンには起動している気配はない。
一度立ち上げて、終了してみるがダメ。

どうやら、インストーラのチェックに引っかかっているのは、
iTunes本体ではなくiTunesHelperなる常駐アプリらしい。
こいつを終了させるためには、アクティビティモニタで直接プロセスを終了させるのが、良さそうだ。

で、めでたくiTunesHelperを終了させたところ、XCodeのインストールは完了した。

このプロセスがいつから常駐していたモノかはわからないが、この前XCodeを4.2→4.0.2へ戻したときは、こんなところで引っかからなかったと思うので、
ひょっとしたらLionさんのワナの一つなのかもしれない。

そして、ちょっとだけXCode 4.1にさわってみた感触。
フルスクリーンモードはマルチディスプレイ殺しだ。



Lionさんを手なずけ……られるのか?

遅ればせながら、Mac OS X 10.7 Lionを導入した。

DLは滞り無く完了。
インストールも特に問題なく30分ほどで完了。
10.6のときの環境もほぼそのまま移行されているようだ。

App Storeのコメントに古いアプリケーションが動かないといった
報告があがっていたので、懸念していたGIMPの起動は、無事起動確認ができた。
これでデザイン系の作業に支障は出ない。

しかし、本丸であるXCodeが動かない!
LionさんではXCode4.1.0を落としてこい。とツレナイお言葉をいただいた。
なるほど、iOS5用のBeta環境が4.2.0だったのはこの絡みかと、納得。

というわけで、XCode 4.1.0をダウンロードしている間に、
Lionさんを少しさわってみた。

まず、AppStoreで賛否両論のスクロール方向の変更について、
一言で言うと、慣れないうちは使いにくい。
ホイールマウスの出現以来のスクロール操作方向が逆転してしまったのだ、この混乱は当面続くだろうと思う。
そして、ますますWindowsとの両刀使いは、激しいギャップに苦しむ事になりそうだ。

そして、フルスクリーンモード。
うーん、いいのかね?画面が広く使えるのは確かにありがたいのだけれど、
サファリは専用のWindowを作ってそこで実行されるので、
マルチディスプレイ環境では、サブディスプレイがスッカラカンになって、なんだかもったいない。
普段使いのChromeの場合、サブディスプレイいっぱいに表示されるので、なかなかいいように思ったのだが、タブが隠されてしまうので、頻繁にタブを切り替える場合にはちょっと待たされる。
ひょっとしたら、ジェスチャーでその辺ウマく操作できるのかもしれないが……。

次にそのジェスチャーについて、
一番痛いのは、二本指スワイプによるブラウザの「戻る」「進む」ができない点。
特にフルスクリーンモードでツールバーが表示されないChromeでは、もはや致命傷といいもいいかもしれない。
こ、これもジェスチャーの設定でなんとかなるもんスカね?

あとはデスクトップ環境がいろいろ統合されて、使い勝手が変わったとか。細かい変更は結構多い。
こりゃ、慣れないうちはちょっと混乱しそうだ。

しかし慣れてしまえば、それまでの話なので、バンバン使ってさっさと慣れてしまうのが吉だろう。

2011/07/20

Webピペット はじめました。

URL抽出型ダウンロードアプリ、「Webピペット 1.0.0」の提供を開始しました。

インターネット上の動画や音楽。
流れの速いネットの世界では、動画や音楽も一期一会。
見つけたときが見時です。

でも、iOSではFlashコンテンツの再生はできません。
家に帰って見ようとしても、もう探せないかもしれません。

そんな時のために、このアプリがあります。
Flashアプリによって再生される動画や音楽を、iPhoneにダウンロード。
ダウンロードしたファイルは任意の名前を付けて保存する事ができます。
また、ダウンロードしたファイルは、iTunes経由で母艦(PC/Mac)に取り込み、
ゆっくり鑑賞する事ができます。

ダウンロードはこちらからどうぞ。

注意1:第三者の著作物を無断でダウンロードする事は違法ですの、そのような行為には使用しないでください。
注意2:スクリプトで動的に生成されるURLは本アプリでは抽出できません。
コンテンツによっては正常にURLを解析できない場合もあります。

便利な使い方などは、追々追加していこうと思います。

要望、不具合の報告は、このブログへのコメント、メールで受け付けております。

では皆様、よいiPhoneライフを。

2011/07/07

XCode4.2は遅効性の毒ですか?

本記事XCode4.2とは、XCode4.2 Beta版のことです。(2011/10/22 追記)

アプリ公開準備を進めているが、XCode 4.2がヨクワカラナイワーニングを吐いてくれる。
公開用のコードはきれいな身体でアーカイブしたいので、ちょっとこれはなんとかしたい。

と思って、試行錯誤してみたがどうもうまく行かない。
正式版のXCodeの再インストールや、別ディレクトリへのインストールも試してみたが、どういう事かXcode 4.2が出しゃばってきて、古い版のXCode 4が起動しない。(XCode 3.x.xは起動するのに)

おいおい。

ちなみに、ワーニングの内容は下記。
warning: iPhone apps with a deployment target lower than 4.3 should include an armv6 architecture (current IPHONEOS_DEPLOYMENT_TARGET = "4.0", ARCHS = "armv7").
これに付随するワーニングがあと2つ。

一応の解決をみたので、方法だけ簡単に記載する。

まず、XCode 4.2を完全に除去するべく、下記コマンドをコンソールから実行する。
sudo /Developer/Library/uninstall-devtools -mode=all
必ず、XCode 4.2インストール先を指定する事。

実行すると、macの管理者パスワードを要求してくるので、おとなしく入力。
しばらく放置。

コンソールにプロンプトが戻ってきたら、macちゃんを再起動、その後、お好みのXCodeをインストールしなおす。

これで、めでたくワーニングは消えた。

さーて、公開準備を進めよう。

2011/07/01

多言語化の手順メモ(XCode4向け)

アプリ公開に先立って、やっておきたい作業の中に、多言語化がある。
可能な限り文字ではなく、アイコン化を行ってもどうしても文字での説明が必要な部分というのは、なくならない。

だから、広く薄くアプリをばらまこうと思うと、多言語化は必須の作業だと言える。

ここからはワタシの多言語化の手順をまとめておく。

1.アプリを作る。
 これが無くては始まりません。
 とにかく、公開できる直前(スプラッシュなどのオオモノ画像とかは多言語化後に用意する事が多いので、この段階では必須ではない)のアプリまで仕上げる。

2.InterfaceBuilderで作ったxib(nib)ファイルの日本語を含む部分をviewDidLoadで動的に設定するように変更する。
 nibファイルを言語毎に用意する方法もあるが、あまり好きではないので、この方法で。

3.コード中の文字列をNSLocalizedString()の関数に置き換える。
 このとき、第二引数のコメントに、元の文字列を入れておくと、第二、第三言語を設定するときにちょっと楽。

4.Localizable.stringsファイルを生成する。
 コンソール上で、プロジェクトのディレクトリまで移動し、下記のコマンドを実行する。
  genstrings -a $(find . -name "*.m")
 これで、コード中のNSlocalizedString()関数を元にLocalizableS.stringsファイルが生成される。
 
5.言語を追加する。
 Project -> Info -> Localizations -> "+" -> 言語を追加する。
 このとき、nibファイルの多言語版が生成される事があるので、右ペイン、左端のファイルっぽいアイコンのLocalizationから、主言語以外の言語を削除しておく。

6.Localizable.stringsの登録。
 プロジェクトに4.で生成したLocalizable.striongsを追加する。
 この時点で、Localizable.striongsをXCodeで開くと、文字列がバケバケの焦るが落ち着く事。
 右ペインを開き、左端のファイルっぽいアイコンを選択。
 Localizationに、対応する言語を「+」で追加してゆく。
 ここまでくると、ファイルの中身がちゃんと見える。ハズ。

7.言語毎に文言を修正。
 6.の言語を追加すると、対応する言語版のLocalizable.stringsファイルが生成されるので、文字列を各国語に置き換える。
 とにかくがんばって翻訳して置き換える。
 血反吐を吐きながらでも、翻訳する。

8.完了
 コンパイルして、iPhone側の言語設定を替えながら、表示文字が正しく置き換わっている事を確かめる。

おまけ.
 各言語毎にアプリの表示名を変更する場合、infoPlist.stringsに下記の1行を追加する。
  CFBundleDisplayName = "表示名称";

これで、多言語化は完了。